ArcGIS Online アカウント発行に関する運用ルール

東京大学空間情報科学研究センター
2015 年 3 月 31 日 制定
2015 年 7 月 1 日 改正
2016 年 1 月 18 日 改正
2016 年 2 月 16 日 改正
2020 年 10 月 1 日 改正
2021 年 4 月 1 日 改正
2023 年 4 月 12 日 改正
2023 年 6 月 7 日 改正
2024 年 1月 10 日 改正

1【本運用ルールの目的】

この運用ルールは,東京大学空間情報科学研究センター(以下,CSISとする)が,米国 Esri社および ESRI ジャパン株式会社が提供する ArcGIS Online のサービス利用に関して行う,ArcGIS Online組織アカウント(以下,アカウントとする)発行に関する詳細を定めるためのものである。また、この運用ルールはEsriジャパンとCSISの契約条項に準拠するものとする。

2【管理者の設定】

(1)CSISは,アカウントの発行および管理を行う管理者をおく。

(2)上記(1)に定める管理者は,CSISの教職員,およびその業務を補佐するリサーチ・アシスタントから構成される。

3【アカウント発行を受ける者の資格】

(1)管理者は,以下に定める条件に該当する者(以下,ユーザーとする)に対してアカウントを発行することができる。所属および籍については過去に遡った適用は行わない。またEsriジャパンとの契約に基づき、研究・教育以外の目的による利用は認めない。

a.東京大学を主たる所属とする構成員

b.CSISに所属する客員教授・客員准教授

c.共同研究に参加する研究代表者・共同研究員のうち、CSISの客員/協力研究員(1つ の共同研究プロジェクトにつき1名まで)

なお、Esriジャパンとの契約に基づき、研究・教育以外の目的による利用は認めない。また、所属および籍については、過去に遡った適用は行わない。

(2) ユーザーの所属や身分などアカウント発行条件に変更が生じていないかの確認は,原則として毎年度末から翌年度初頭にかけて行う。

4【ロールの設定】

(1)管理者は,第3条に定めるアカウントの条件を鑑みながら,別表に定めるとおり,各ユーザーのアカウントのロールを設定する。

(2) ユーザーの東京大学内での所属や身分の変更などによって,ユーザーの東京大学内での所属や身分の変更が生じる場合は,変更後の条件に対応したロールを割り当てる。

(3)管理者は別表に定めるロールを随時見直すことができる。

5【クレジットの割当】
(1)管理者は,各ユーザーのロールをもとに,別表に定めるとおり,各ユーザーに単年度のクレジット消費上限を定めてこれを割り当てる。ただし、管理者が特に必要と認めた場合は,別表によらず,単年度のクレジット消費上限をユーザーごとに設定することができる。
(2)管理者は,別表に定める単年度のクレジット消費上限を随時見直すことができる。
(3)管理者がクレジットをユーザーに割り当てる時期は,前年度から継続利用するアカウントにおいては4月1日とし,年度途中に発行を受けるアカウントにおいてはアカウント発行時点とする。この際に割り当てられたクレジットの使用期限は直近の3月31日までとし,割当を受けたクレジットを翌年度以降に繰り越して使用することはできない。
(4)第4条(3)に定める事由により,ユーザーのロールを変更する場合,当該ユーザーに割り当てることのできる単年度のクレジット消費上限は変更後のロールに準ずる。
(5)上記(2)または(4)の事由において,ユーザーに割り当てることのできるクレジット消費上限が年度内に増加する場合,かつユーザーからの要望があった場合,管理者は上記(3)の定めによらず年度途中にクレジット消費上限を引き上げることができる。
(6)上記(2)または(4)の事由において,ユーザーに割り当てることのできるクレジット消費上限が年度内に減少する場合,管理者はユーザーに当該事項を通知したのち,上記(3)の定めによらず年度途中にクレジット消費上限を引き下げることができる。また,変更時点において,変更後の消費上限を超えて既にクレジットを消費しているときは,別表の定めによらず,その変更時点における消費済みクレジットを上限として設定することができる。

6【アカウントの停止】
以下のいずれかに該当する事由のあるときは,管理者は当該ユーザーのアカウントの利用を永続的に停止することがある。
a. ユーザーが退職,卒業,修了,退学することなどによって,東京大学の所属を離れる,または籍を失う場合
b. ユーザーの東京大学内での所属や身分の変更などによって,第3条に定めたアカウント発行の条件に該当しなくなる場合
c. ユーザーが所属や身分などの利用資格について虚偽の申告を行い,アカウントの発行を受けていた場合
d. 公序良俗あるいは本運用ルールに反する利用を行った場合
e. 東京大学ならびにCSISの名誉を著しく傷つけるような利用を行った場合
f. 米国 Esri 社等,ArcGIS Online のサービス提供元から利用停止を求められた場合
g. その他,管理者が必要と判断した場合

7【エクステンションの利用】
有効な ArcGIS Online のアカウントに対しては,原則としてArcGIS Pro Advanced および提供されているすべての ArcGIS Pro 向けエクステンションのライセンスを利用可能な状態にする。

8【本運用ルール等の改定】
(1)本運用ルールを改定するときは,CSISの教員が参加する会議(以下,センター会議とする)における承認を要する。
(2)本運用ルールに関連する別表を改定するときは,管理者が改定案を作成し,センター会議において報告する。

別表

ロール
Role
ユーザーの利用資格単年度の消費クレジットの上限
Credit per one FY
CSIS運用ルール第3条(1)aまたはbのうちCSISの構成員500
一般教職員
UTokyo faculty
運用ルール第3条(1)aのうち、東京大学の教員である者500
レイヤ公開教職員
UTokyo faculty publishing tile / scene layers
一般教職員の条件を満たす者のうち,「ホストタイルレイヤーの公開」および「ホストシーンレイヤーの公開」の機能について,利用希望を管理者に申し出て,これを受理された者500
一般学生
UTokyo student
運用ルール第3条(1)aのうち、東京大学の学生である者500
レイヤ公開学生
UTokyo student publishing tile / scene layers
一般学生の条件を満たす者のうち,「ホストタイルレイヤーの公開」および「ホストシーンレイヤーの公開」の機能について,利用希望を管理者に申し出て,これを受理された者500
JoRAS
(JoRAS project member outside UTokyo)
運用ルール第3条(1)cに該当する者0

附則.この内規は,2015 年 4 月 1 日より適用する。
附則.この内規は,2015 年 7 月 1 日より適用する。
附則.この内規は,2016 年 1 月 18 日より適用する。
附則.この内規は,2016 年 2 月 16 日より適用する。
附則.この内規は,2020 年 10 月 1 日より適用する。
附則.この内規は,2021 年 4 月 1 日より適用する。
附則.この内規は,2023 年 4 月 12 日より適用する。
附則.この内規は,2023 年 6 月 7 日より適用する。
附則.この内規は,2024 年 1 月 10 日より適用する。