木實 新一 准教授 共同利用・共同研究部門 2010- (個人ページ:: http://www.csis.u-tokyo.ac.jp/~konomi

デジタルフィールドサンプリング

人やモノの流れ、環境変動など、刻一刻と変化するリアルタイム空間情報を効率的に取得し活用するための「デジタルフィールドサンプリング」の研究に取り組んでいる。本研究のひとつのゴールは、デジタルフィールドサンプリングの基礎的なアーキテクチャを開発し、社会に広く普及しつつあるスマートフォン等を用いて自動的に有用なリアルタイムデータを収集することのできる環境を実現することである。もうひとつの補完的なゴールは、"When"(時刻)や"Where"(位置)のデータだけでなく、"Why"(フィールドにおける人々の動機・満足度・意識・感情等)の情報を人間から適切なタイミング・方法で効率良く収集することができるスマートな対話型パーベイシブコンピューティングシステムを開発することである。

空間情報科学コラボラトリー

空間情報を扱う研究に従事する科学者の学際コラボレーションを支援し、研究活動の効率性や創造性を高めるための空間情報科学コラボラトリー(Collaboratory = Collaborative Laboratory)の研究に取り組んでいる。もちろん各学術分野における既存の研究プロセス・実践を理解することは非常に重要であるが、本研究では新しいかたちのコラボレーションを実現することも目指しており、研究対象の地理的な関連性や研究者同士の社会的な近接性および研究コミュニティの重なりについてのアウェアネスを支援するための情報抽出・提示法の開発にも取り組んでいる。

人間中心・データ中心のアーバンコンピューティング

固定型・携帯型のセンサを含む様々なデータソースから、ますます大量の都市空間データが収集・蓄積されており、市民をサポートし都市生活の質を高めるための「都市スケールのユビキタスコンピューティングシステム(すなわちアーバンコンピューティングシステム)」をデザインすることが可能になりつつある。人間中心の包括的な視点からアーバンコンピューティングシステムのデザインと評価の基礎となる知識の体系化に貢献することを目指し、データ収集・コンテクスト認識・情報フィルタリング・分析とセンスメーキング・知識抽出・知識醸成を含む一連の過程を都市生活空間に埋め込み、意思決定・学習・協調・合意形成等を支援することのできる知的システムとモデルの研究開発に取り組む。