機関紹介

「空間情報科学」とは?

 この世で起きる現象や社会問題には、空間的な要因と密接に結びついたものが数多くあります。これらの現象や問題を解明したり解決しようとすると、どの場合においても必要となる基礎的な方法があります。その汎用的な方法と 応用方法を研究するのが、空間情報科学です。 すなわち、空間情報科学とは、空間的な位置や領域を明示した自然・社会・ 経済・文化的な属性データ(=「空間データ」)を、系統的に構築→管理→ 分析→総合→伝達する汎用的な方法と、その汎用的な方法を諸学問に応用する方法を研究する学問です。また、自然、社会・経済から文化にいたる森羅万象の情報を空間的な位置や広がりという観点から捉え、空間に着目した「知の構造化」を実現するための学問であるとも言えます。

「空間情報科学研究センター」の位置付け

 空間情報科学研究センター(以下、センター)は、東京大学の学内共同利用施設として設立されました。学内共同利用施設とは、東京大学内のさまざまな学部や研究機関に所属する研究者が、それぞれの研究のために利用できる施設です。つまり、センターは特定の専門領域にとどまらず、横断的な研究を行うことが求められています。

 これまでにセンターでは、実際に東京大学内のさまざまな研究者とも研究を行って参りましたが、より広く他大学や民間企業の研究者、国の機関とも積極的に共同研究を進めてきました。そのため、2006年4月からは全国共同利用施設として、空間情報科学の創成・深化・普及とあわせて、全国の研究者の支援も一層進めることとなりました。また、2010年4月には、我が国の学術研究の基盤強化と新たな学術研究の展開を目指した、「共同利用・共同研究拠点」(空間情報科学研究拠点)として新たなスタートを切りました。

 現在、センターは、共同利用・共同研究拠点として、共同研究利用システム「JoRAS」を運用しながら、毎年100件以上の共同研究を支援し、その成果は、年200編以上の論文等に発表されています。また、利用者の相互交流を図るため、毎年30件程度のイベントを開催し、のべ2500人以上の参加を得ています。 センターが中心となって進めるべき研究テーマや研究支援活動などがございましたら、ご要望を是非お寄せください。

センターの組織・運営

 空間情報科学研究センター(以下、「センター」)の運営は、センター長の統括のもと、学内の教授、准教授及び講師等により構成される運営委員会での審議を通じて行われています。また、センター長の諮問に応じるための組織として、学外の学識経験者を含む研究協議会があり、センターの研究計画や共同利用・共同研究に関して審議・助言が行われています。

>>運営委員会議事要旨<<