瀬崎 薫 教授 空間情報工学研究部門 2001- (個人ページ:: http://www.mcl.iis.u-tokyo.ac.jp/

アドホックネットワークとセンサネットワーク

アドホックネットワーク・無線センサネットワーク構築のための諸課題の検討を行っている.ルーティング手法、分散的スケジューリング手法、時刻同期手法の提案を既に行っている。また、センサネットワークなどデータセントリックな通信に適した新しいアドレス体系である時空間アドレスの概念の提案と実装を行いつつある.また、モビリティを持つ端末間でアドホックネットワークを用いて時空間アドレスを交換することにより、それぞれの端末の持つ位置情報の精度を高める手法についての検討を行っている。また、アドホ固定のセンサのみでは環境情報を効率的に収集することが困難な状況下で、車やロボット等の動くオブジェクトにセンサを搭載することにより,通信効率・情報収集効率を向上させるロボットセンサネットワークシステムの構築とその制御手法の検討を行っている。

位置依存型サービス

ユーザのおかれている状況を先取りして汲み取った上でサービスを提供するコンテクストアウエアサービスを柔軟に提供する機構についての研究を行っている.その中でも,実空間における「ユーザの物理的位置」が最も重要なコンテクストであるという観点から,位置情報を主体としたサービス構築のためのルーティング手法を検討すると共に,時空間型のクエリの新たな記述方法とそれに適した分散システムについての検討を行っている.

ロケーションプライバシー

位置情報の活用化が望まれる一方で,個人情報としての位置情報の匿名性を確保する技術の確立が強く要請されている.このような観点から,ユーザのモビリティを利用しながらユーザの位置情報を隠蔽するロケーションプライバシー技術の概念提案を行い、GPSのような連続的な測位を行う場合とRFIDを用いる場合のように、測位可能な点が離散的な場合の両方に適用可能とした。  
 またRFIDを用いる場合に問題となってくる各種のセキュリティ上の攻撃方法に対する解決策の研究を行っている。