秋山 祐樹 助教 共同利用・共同研究部門 2016-   (個人ページ:: http://akiyama-lab.jp/yuki/)

様々なマイクロジオデータ(MGD:ミクロな時空間データ)を活用し、都市、建物、店舗・事業所、さらには人、物、お金の動きといったミクロなスケールでその実態と変化をモニタリングし、その動向を分析することで、都市・地域で起こる様々な問題の解決を目指しています。また既存の統計やジオデータの統合・加工により、新しいMGDの開発も行なっています。

都市の現状と変化をミクロスケールでモニタリングする研究

日本全国の都市の現状と変化を出来るだけミクロなスケールでモニタリングするために、様々なマイクロジオデータを活用し、日本全国の建物・店舗・事業所1件1件の分布と,それらの時間的な変化を把握できる全国データセットを整備しています。また建物ごとに居住している人々の属性情報が推定できる「マイクロ人口統計」の開発、日本全国の商店街・商業地域の分布・形状・規模の把握を可能にする「商業集積統計」の実現、携帯電話キャリアが保有するGPS測位情報を元にした大規模人流データを活用した、ダイナミックな人流分析などを通して都市を様々な側面からモニタリングする技術を研究しています。さらに近年では国・自治体と連携し、公共ビッグデータを活用した地域課題の解決(空き家分布把握技術の開発、観光振興支援など)にも取り組んでいます。

マイクロジオデータを活用した大規模地震発生時の詳細被害推定(震災ビッグデータ)

各種統計データを建物データに確率的に配分し(機械学習等を活用),日本全国約6,000万棟の建物ごとの耐火性能,構造,築年代,居住者数などを推定する技術を開発しています。さらに同データに確率論的地震動の情報を与えることで,大規模地震災害発生時の被災リスクや災害対応力を任意の空間単位で定量的に評価する環境を整備しています。また同成果の社会実装(国・自治体における活用)も展開しています。

企業間取引ビッグデータを活用した地域経済分析

企業間取引に関するビッグデータを用いて,全国約150万社の企業ごとの経営状況や取引状況,また企業の立地条件などの情報を活用した地域経済分析に取り組んでいます。また同成果を応用し、企業単位の多角的なレジリエンス評価(平常時の経営継続性評価・災害時の回復力や影響の波及分析など)を行い、都市・地域単位の経済分析や、地域間連携の現状把握に関する研究を行っています。

マイクロジオデータ研究会を通した産学官連携研究の推進

「マイクロジオデータ研究会(http://microgeodata.jp/)」とは2011年8月に発足した研究会です。同研究会はMGDの取得・利活用・普及に向けた知識と技術の共有と,産学官の協力体制の構築,そして主に都市で起こる様々な課題の解決に向けた研究の推進を目的として活動を行なっています。同研究会の活動を通して数多くの産学官連携研究に取り組んでいます。


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