CSISセミナー: Batty教授とHudson-Smith博士の講演

 

日時: 2007127日(土) 10:0012:00

場所: 東京大学本郷キャンパス 工学部14号館8802号室(都市工学専攻会議室)

主催: 東京大学空間情報科学研究センター(CSIS

内容: 本セミナーでは、ロンドン大学 University College London (UCL) Centre for Advanced Spatial Analysis (CASA)から、所長のMichael Batty 教授と、Andrew Hudson-Smith 博士をお招きし、以下の内容でご講演いただきました。

(1) Visualization in Spatial Modelling: Dr. Michael Batty (CASA, UCL)

(2) Virtual London: Dr. Andrew Hudson-Smith (CASA, UCL)


開催報告  

 

 


Batty教授(右)とSmith博士(左)


Visualiation in Spatial Modelling」と題されたBatty教授のご講演では、はじめに視覚化の概念についての解説がなされた後に、Batty先生がこれまでに手掛けてこられた、多岐にわたる様々な空間現象の表現に関する研究についてご紹介頂きました。なかでも、居住地や交通機関のような空間オブジェクトと各変量を入力することで、チューネンモデルにもとづいた土地利用状況や地価が視覚的に把握できるものや、局所的な変化から地域全体の土地利用パターンを記述する、セルラーオートマタによる都市の成長モデルを扱った、アプリケーションソフトのデモが行われました。また、より充実した空間情報の視覚化を可能にする新しいメディアのあり方や、情報媒体としてのWebサービスの有効利用についてもご意見を伺うことができました。

Smith博士からは、CASAで進行中である「バーチャル・ロンドン」プロジェクトについての紹介がなされました。当プロジェクトで開発されている都市モデルは、LiDARという測量技術による高さのデータを用いた三次元で表現されており、会場では再現されたロンドンの建築物や風景が、デモムービーで鮮やかに映し出されました。現時点でロンドンの2,000平方キロメートルの領域をカバーしているこの三次元都市モデルは、互換性の高さや使い易さという点で実用性が高く、さらにはGISの分析機能の拡張を伴った、より高度なモデリングが期待されています。

講演の後には、CASAの先生方とCSISのスタッフとの間で、講演の内容やGIS研究の現況および方向性について、活発な意見交換が行われました。

( CASAHP: http://www.casa.ucl.ac.uk/ )