CSIS Discussion Paper #29

デジタル観測手法を統合した里山のGIS解析
―東京大学空間情報科学研究センターシンポジウム―

はじめに

「デジタル観測手法を統合した里山のGIS解析」―背景と目的―
 鈴木 康弘2
「デジタル観測手法を統合した里山のGIS解析」の地球環境研究における意義
 半田 暢彦

4
第一部:細密DEMの世界

デジタル図化機によるDEMの作成方法と精度
 佐野 滋樹6
レーザレーダによる50cm-DEMの作成方法と精度
 坪井 知美・村手 直明15
細密DEMを用いた地形解析
 小口 高・勝部 圭一19
流出解析の基礎情報としての細密DEM
 杉盛 啓明27
細密DEMに関する研究展望
 中山 大地・隈元 崇31
50m-DEMを用いた山地地形計測
 勝部 圭一35
50m-DEMを用いた地質別の地形特性分析
 川畑 大作

38
第二部:森林成長を測る

GISによる里山研究の目的と方向性
 鈴木 康弘42
森林成長シミュレーションに向けて
 木村 圭司44
デジタル観測手法を統合した森林成長のモデル化 −森林計測学の視点から−
 山本 一清

47
第三部:里山の多様性の解析

里山の植生区分図作成法と時系列変化
 野村 哲朗・中嶋 勝50
数値情報化された植生図による植生変化の定量的把握
 青木 賢人・木村 圭司57
MSSによる植生区分の自動化に向けて
 宮坂 聡・徳村 公昭63
植生の回復と流出モデル検定のための水文観測
 恩田 裕一67
GIS化が可能な里山に関する自然環境データの整備状況
 関原 康成71
GISの立場からみた展望
 木村 圭司77
里山フィールドミュージアム構想
 野澤 竜二郎・勝野 直樹79

あとがき
―東京大学空間情報科学研究センターにおける里山研究プロジェクトの位置づけ―
 小口 高・杉盛 啓明84